令和8年度当初予算および令和7年度3月補正予算について
[2026年4月1日]
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私は、引き続き、自身の危機意識を高め、町民の皆さまのお声を伺い、町民の皆さまに寄り添い、町財政の健全運営を基本として、子どもから高齢者までの誰もが暮らしやすくなる、身近できめ細かい取り組みを着実に実行します。あわせて、社会の変化に機敏に対応して、「健やかに住み続けたくなる高取町」をめざし、「今までの取組みの継続と充実」さらに「新たな取組みへのチャレンジ」をモットーに高取町政を前に進めてまいります。
また、町民の皆さまの目線での行政サービスの提供、コンプライアンス(法令遵守)、アカウンタビリティ(説明責任)、ハラスメント防止、個人情報等各種情報の厳格な取り扱い、町民の皆さんへの事業の周知(広報の充実)、挨拶の励行、役場内の報告・連絡・相談のさらなる徹底などを重視して、「親しみやすく信頼される役場づくり」に取り組みます。
令和8年度当初予算案において、防災、減災、防犯、健康、医療、子ども・子育て、高齢者、教育、将来を見据えたまちづくり、親しみやすく信頼される役場づくり、道路、公園、住宅等住環境、移住・定住促進、空き家対策、にぎわい創出、観光振興など、今までの取組みを継続し、新たな取組みを加えて、前に進めます。
また、建物、道路、公営住宅など町の施設や設備については、維持管理の充実、計画的な改修等を行い、長寿命化、利便性の向上、適正管理により、施設、設備の有効活用を図ります。
なお、財政状況は依然厳しいところですが、現在すでに着手している事業も含め、旧幼稚園の解体撤去工事、たかむち小学校や高取中学校の空調設備整備工事、旧文化センターの解体撤去工事と跡地に整備予定の防災拠点整備に向けた基本構想・基本計画の策定、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」を契機とした高取町のにぎわい創出については、最優先で着実に進めてまいります。
次に、令和8年度当初予算案の概要について、ご説明いたします。
一般会計予算案は、44億5,000万円で、前年度当初予算と比べ、2,000万円(0.45%)の増額 ほぼ前年度並みとなっています。
歳出の主な増減要因は、文化センター解体事業で6,610万円増加、旧高取幼稚園園舎除去事業で6,200万円増加、障害福祉サービス費で4,930万円増加、一方、地方公共団体情報システム標準化事業で4,070万円減少、ため池防災対策計画事業で2,210万円減少、地籍調査事業で1,550万円減少などによるものです。
次に、主な歳入の状況です。
町税は、6億5,350万円で、前年度と比べ260万円増額となっています。地方交付税は17億円で、前年度と同額です。国庫支出金は、5億2,390万円で、前年度と比べ1億1,340万円減額となっています。県支出金は、2億8,020万円で、前年と比べて2,790万円減額となっています。
また、町債は、3億8,030万円で、前年度と比べ1億610万円増額となっており、うち過疎債は2億3,000万円で、引き続き活用します。
続いて、令和8年度特別会計予算案、企業会計予算案について、ご説明いたします。
国民健康保険特別会計は、8億7,900万円で前年度と比べて2,230万円の増額です。介護保険特別会計は、10億2,780万円で前年度と比べて3,700万円の増額です。学校給食特別会計は、2,710万円で前年度と比べて400万円の増額です。また、令和8年度より小学校の給食費は、国と県の負担により無償化されます。また、幼稚園と中学校の給食費は、「国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用して、前年度に引き続き無償化します。結果として、財源内訳が異なりますが、幼稚園、小学校、中学校の給食費を引き続き令和8年度は無償化します。後期高齢者医療特別会計は、1億7,490万円で前年度と比べ1,650万円増額となってます。
下水道事業会計は、2億9,530万円で前年度と比べ4,860万円減額となってます。
続いて、令和8年度当初予算案と令和7年度3月補正予算案の主な取り組みについて、6つの基本姿勢(取組方針)に従ってご説明いたします。
まず、「安全・安心な高取町」(防災、減災、防犯)では、
防災、減災として、文化センターの解体撤去を行い、解体後の跡地に新たに整備する防災拠点施設の基本構想及び基本計画を策定します。また、地域の防災力の向上のため、自主防災組織等の活動への補助に加え、国の地域未来交付金を活用して小型消防ポンプ車、消防指令車、大型発電機などを整備します。
災害用ドローンの活用を進めるため、消防団員や町職員にドローン操作研修を引き続き行います。あわせて、消防団員の充実確保のため、消防自動車の運転免許取得に対する支援も引き続き行います。
また、自治会が所有する防犯灯のLED灯への切り替え経費の一部を新たに補助します。防犯電話(迷惑電話防止)の設置については引き続き支援を行います。
次に、「生活しやすい高取町」(健康、医療、子ども・子育て、教育、高齢者など)では、
まず、「健康、医療」については、引き続き、一般不妊治療費や生殖補助医療費(体外受精等)への助成、妊娠判定や新生児検査費の助成、出産育児一時金、無償で行っている国保の集団特定健診や集団がん検診の予約枠を前年度と同様に確保し、個別がん検診の無償化、国保の人間ドックの概ね無償化、がん患者向けの医療用ウィッグ、乳房補正具の助成、1ヶ月児健康診査費用の助成、18歳までの子ども医療費無償化を行います。
さらに、新たに、RSウィルスワクチンの予防接種について、妊婦を対象に助成を行います。
また、「インフルエンザ予防接種」、「新型コロナ予防接種」、「帯状ほうしんワクチン予防接種」については、65歳以上の高齢者を対象として引き続き助成を行います。
新たに、地域福祉計画を策定し、地域住民の生活課題の解決策を示し、地域特性に応じた包括的な支援体制の構築を目指します。
次に、「こども・子育て」については、引き続き、結婚新生活支援補助金、出産・子育て応援交付金、妊婦・乳幼児のタクシーによる移動支援、新生児に対するチャイルドシート購入に対する補助、おむつ配布、産後ケア事業の助成、他の兄弟姉妹の年齢に関らず、全ての第2子以降の保育料の無償化、保育所の保育人材確保のために保育士への給与加算に対する補助、高校生世代までの児童手当の支給などを行います。
また、「高齢者の生活支援」については、高齢者移動手段確保事業として、タクシー利用券の交付を引き続き行います。高齢者の買い物、通院等送迎用公用車の貸し出し、社会福祉協議会によるお買い物ツアー、買い物送迎を引き続き行います。あわせて、認知症予防に向けてセミナー開催、高齢者向けeスポーツの普及啓発、急な病気やケガに備えるための緊急通報装置の設置(高齢者見守り安心システム)などを引き続き行います。
「教育」については、小学校において、30人学級を継続し、小学校学習指導員や小・中学校のスクールサポートスタッフ、幼・小・中学校の特別支援教育支援員を継続して配置し、児童生徒の学習を充実させるとともに、小・中学生を対象とした地域未来塾、小・中学校の水泳指導の民間委託を引き続き行います。
また、県全体で実施される次世代型校務支援システムの運用に参加し、高度なセキュリティ環境の構築と教職員への高性能なChromebookの配備により、学校事務の効率化と働き方改革を推進します。
先ほど述べたように、令和8年度も引き続き、国や県の補助金、交付金を活用して幼稚園、小学校、中学校の給食費を無償化します。
さらに、部活動の地域展開を進めるに当たり、急激な環境変化による生徒への影響を極力少なくするため、国・県の補助金を活用して、部活動指導員による部活動を実施します。
また、多くの皆さまが利用されている健民グランドに日よけを設置するとともに、旧高取幼稚園園舎を速やかに解体撤去します。
次に、「いつまでも生き生きと暮らせる高取町」(将来を見据えたまちづくりなど)では、
まず、新たに地域おこし協力隊の募集を行います。意欲ある人財を受け入れ、地域活動の担い手として活躍していただこうと考えてます。
また、「しごとコンビニ」の経営の安定化をめざします。また、可燃ゴミの祝日収集を引き続き行います。
核家族化の進行に対応するため、子どもと高齢者の世代間交流への助成を引き続き行います。
「国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用して、町内の店舗で利用できる1人当たり15,000円の商品券を4月を目途に配布します。
「親しみやすく信頼される役場づくり」では、令和7年11月より全国的な取組みの地方公共団体情報システムの標準化を運用するとともに、職員研修の充実を図り、広報紙やホームページ、LINE、SNSによる情報発信を積極的に行います。
さらに、業務の生産性向上と効率化を目的に、生成AIの活用に向けて新たな職員研修を実施し、職員の働き方改革と組織全体のデジタル変革(DX)を推進します。
「移住、定住促進、空き家対策」として、空家の活用に向けたリフォームに対する補助、家財処分に対する補助、老朽空家の解体に対する補助、子育て世帯の空き家購入への補助、空き家流通に向けた相続登記費への補助を引き続き行います。
また、都市計画法に基づき市街化調整区域への住宅建設を可能にする区域を地元自治会のご意見を伺いながら、引き続き拡大していきます。
「町施設、設備の長寿命化、利便性向上」に向けた取組として、引き続き道路、住宅、公園、下水道等の適正管理、維持補修に努めます。
次に、「にぎわう高取町」(にぎわい創出、観光振興など)では、
まず、NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟」の放送開始により、豊臣兄弟ゆかりの城が脚光を浴びている今が高取城をアピールする絶好の機会と捉え、高取城に関する解説講座や、デジタルコンテンツを制作するなど、積極的なPRを行います。
あわせて、お城フェスなどの全国的な催しや町外の催しへの積極的な出展、町公式マスコットキャラクター「たかとりん」の活用、観光大使や壺阪寺との連携などにより、高取町の豊かな歴史文化資源を広くPRして、高取町の知名度アップを図り、交流人口を増やします。また、「たかとりん」の関係グッズを新たに製作します。
また、お城まつり、ひな祭り、夏まつりなど町内の催しや観光案内施設運営などへの補助、高取町の魅力を再発見する歴史講座の開催などを引き続き行います。
奈良県、近鉄との連携による壷阪山駅舎の活用検討や傷みが激しい土佐街道のカラー舗装を計画的に補修します。
砂防公園、高取城跡、古墳など観光施設の草刈り等環境美化を行います。高取城跡にライブカメラを設置してますので、四季折々の城跡の景色を高取町ホームページからご覧ください。
なお、奈良県、林野庁、高取町連携事業「高取城跡保存活用整備事業」において、令和7年度末に高取城跡の保存と活用整備の基本計画が策定されます。令和8年度から、石垣や登城路の整備が順次行われる予定です。また、国史跡与楽古墳群の保存活用計画の策定についても来年度から着手します。
次に、新たな「高取町総合戦略」の策定(今までの取り組みを踏まえた新たな総合計画策定)では、
本戦略の策定にあたりましては、高取町総合戦略推進委員会において「第2期高取町総合戦略」について、令和7年7月から計4回にわたり委員会を開催し、慎重かつ丁寧にご検討をいただきました。委員の皆様からは、多くの貴重なご意見・ご提案を頂戴し、それらを十分に踏まえた上で、去る2月17日に開催いたしました委員会において最終案のご承認をいただいたところでございます。
また、本戦略のパブリックコメントにおきまして、住民の皆様から貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきましたことに対し、心より御礼申し上げます。
本計画は、今後10年間における本町の目指すべき方向性を示すものであり、本戦略に基づき、将来を見据えた町政運営を着実に推進してまいります。
なお、戦略の実効性をより一層高めるため、PDCAサイクルに基づく進行管理体制を構築し、KPI等により施策の効果検証を適切に行うとともに、住民アンケート等も実施し、その結果を踏まえ必要に応じて見直しを図りながら取組の改善を継続的に実施してまいります。
次に、財政が安定する「高取町」では、
経常経費の地方公共団体情報システム標準化に伴う運用経費、健康・医療費、児童手当、福祉扶助費に加え、小・中学校体育館の空調整備、旧幼稚園や文化センターの解体撤去工事などにより本町の財政状況が依然として厳しいなか、将来負担を見据えた計画的な事業推進により、引き続き、持続可能な財政運営の維持、財政の健全運営に努めてまいります。
あわせて、事業執行にあたっては、更なる経費の精査、節減に努めるとともに、町税、国や県からの補助金や交付金、地方交付税などの確保、国からの財政支援がある「過疎債」をはじめ有利な地方債の活用や「ふるさと応援寄附金」の確保に努めます。
町民の皆さまにおかれましては、引き続き、高取町政発展に向けて、一層のご指導と変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げまして、私の挨拶、町政運営に関する考え(所信)、予算案の概要説明とさせていただきます。
高取町長 中川 裕介(ひろよし)
令和8年度予算の概要
高取町役場
総務課
電話: 0744(52)3334
ファックス: 0744(52)4063
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