「地域猫活動」について
[2022年7月1日]
ID:1466
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
「地域猫活動」は、“猫による環境被害”と“猫の殺処分”を減らす有効な解決策として全国的に実施されています。
地域にいる“飼い主のいない猫(野良猫)”を排除するのではなく、自分たちの地域の問題として、迷惑やトラブルを解決するための環境改善活動です。具体的には、飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施し、元の場所に戻して適切な管理(ルール、マナーに基づくエサやり、排せつ物の管理、周辺清掃等)を地域住民が主体となって行う活動です。
また、どうしても保護が必要な遺棄された子猫などは新しい飼い主を探すなど、将来的に殺処分される飼い主のいない猫を地域からなくしていくことを目指しています。
不妊去勢手術をすることで新たな子猫が産まれないため、殺処分や交通事故に遭うなどの不幸な生命が生み出されません。
また、繁殖期のうるさい鳴き声や、マーキング、猫同士のけんかが少なくなります。
適切なエサやりを行うことで、エサの散乱やごみあさり、ハエなどの害虫発生を防ぐことができます。
また、猫用トイレの設置管理、周辺清掃等を行うことで、ふん尿による被害が減少し、良好な生活環境が保たれます。
地域住民、行政、ボランティアの三者協働が大切です。
〇地域住民(活動主体)
地域の合意形成に向けた話し合い、周辺住民への情報収集、野良猫の継続的な飼育管理を主体となって実施する。
〇行政
地域住民の相談対応、地域猫活動の広報や周辺啓発、不妊去勢手術の無料チケットを提供する。
〇ボランティア(動物愛護団体、経験のある個人等)
経験、知識、技能に基づいて、捕獲、繁殖制限、エサやりの仕方、猫用トイレの管理方法等に関する助言、技能指導などの必要な活動を支援する。