知っていますか「リフィル処方箋」
[2023年9月15日]
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「リフィル処方箋」は2022年4月から、従来の分割調剤に加え、新たに導入された制度です。慢性疾患などで症状が安定している患者に対して、医師が長期処方可能と判断した場合に、医療機関に通院することなく同じ薬を上限3回まで薬局で処方薬を受け取ることができます。
リフィル処方箋を使用することにより、通院にかかる時間・費用の軽減や医療費の抑制だけでなく、医療機関も患者さんの診察に使える時間が増える等のメリットがあります。
≪初回≫
患者は医療機関を受診します。医師が「リフィル処方箋」による処方が可能であると判断した場合、「リフィル処方箋」の交付を受けることができます。
患者が「リフィル処方箋」により薬を受けることができる期間は、初回の場合は、処方箋発行日から4日以内です。次回調剤予定日が記載されたリフィル処方箋原本が返却されるため、紛失しないよう保管します。
≪2回目または3回目≫
患者は「リフィル処方箋」に記載された次回調剤予定日の前後7日以内に、薬局にリフィル処方箋を持ち込み、薬の処方を受けます。
・継続的な薬学的管理指導のために、同一の薬局で調剤を受けることが推奨されています。
・2回目・3回目は医療機関の受診がありませんので、副作用や服用中に気になったことなどは、薬剤
師にご相談ください。医師と連携しており、必要な場合は医療機関の受診を促します。
・対象となる薬剤が限定されています。また、副作⽤の疑いがある場合や服薬状況を薬剤師が把握で
きない場合は、リフィル処⽅箋の中⽌や中断をする場合があります。
・リフィル処⽅箋の発⾏には医師の判断が必要ですので、まずは、かかりつけの医師とよくご相談くだ
さい。