風しんの追加的対策
[2022年4月8日]
ID:1017
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近年、30代から50代の男性を中心とした風しんの流行があったことから、公的に予防接種を受ける機会のなかった世代の男性を対象に無料で抗体検査を行います。抗体検査の結果、抗体が不十分な人は、無料で予防接種を受けることができます。
~風しん~
発熱、発しんを主な症状とし、飛沫感染により人から人へ感染する感染力の強い病気です。妊娠中の女性が風しんに感染すると、子どもに眼や耳などの障害を含む先天性風しん症候群が生じる可能性があります。
~予防接種法による接種の機会~
昭和52年から女子中学生を対象に風しんの定期接種が始まり、平成元年からは、昭和54年4月1日以降生まれの男性にも接種する機会が設けられました。なお、現在の予防接種法では、幼少時に2回の接種の機会が設けられています。
~風しんの予防が必要な理由~
風しんの発生およびまん延を防ぐためには、全世代で集団免疫を獲得する必要があります。今回対象となる生年月日の男性は、女性や他の世代の男性の抗体保有率が約90%であるのに対し、約80%と低くなっています。
令和4年4月1日~令和7年2月末日
※コロナ禍で受診控えや健康診断の延期が相次ぎ、接種を受けた人は令和3年10月末までに74万人余りと39%にとどまっているため、厚生労働省は無料で抗体検査や接種を受けられる期間を2024年度まで、3年間延長することを決めました。
☆抗体検査の対象者
本町に住民登録のある昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性
☆予防接種の対象者
上記の抗体検査の結果が、HI法8倍以下またはEIA法6.0未満相当等(下の表を参照)の場合、 麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を1回接種します。抗体検査と同様、クーポン券で予防接種を無料で受けることができます。
検査方法 | 抗体価(単位等) | 測定キット名 |
---|---|---|
HI法 | 8倍以下(希釈倍率) | 風しんウイルスHI試薬 「生研」 |
HI法 | 8倍以下(希釈倍率) | R-HI「生研」 |
EIA法 | 6.0未満(EIA価) | ウイルス抗体EIA「生研」ルベラIgG |
EIA法 | 15未満(国際単位IU/ml) | エンザイグノストB風疹/IgG |
ELFA法 | 25未満(国際単位IU/ml) | バイダス アッセイキット RUBIgG |
LTI法 | 15未満(国際単位IU/ml) | ランピアラッテクス RUBELLA |
CLEIA法 | 20未満(国際単位IU/ml) | アクセスルベラIgG |
CLEIA法 | 11未満(抗体価) | i-アッセイCL 風疹IgG |
FIA法 | 1.5未満(抗体価AI) | BioPlex MMPV IgG |
FIA法 | 15未満(国際単位IU/ml) | BioPlax ToRC IgG |
CLIA法 | 15未満(国際単位IU/ml) | Rubella-Gアボット |
LTI法 | 15未満(国際単位IU/ml) | ランピア ラテックスRUBELLA2 |
ICA法 | 陰性 | バイオライン ルベラIgG/IgM |
風しん追加対策事業を行っている全国の医療機関で抗体検査および予防接種が受けられます。
クーポン券を使用できる全国の医療機関はこちら。(外部サイト)(別ウインドウで開く)
抗体検査は特定健診と同時に実施することも可能です。事業所が定期的に実施する健康診断の機会を活用することも可能な場合がありますので、事業所にご確認ください。
☆持参するもの
【抗体検査】
(1)本人確認できるもの
(2)クーポン券
【予防接種】
(1)本人確認できるもの
(2)予防接種の対象となる風しんの抗体検査結果通知(平成26年4月1日以降に実施したもの。)
(3)クーポン券