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所信表明

[2019年4月12日]

ID:771

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所信表明

 現在我が国全体で、少子高齢化が急速に進んでいます。先般公表された統計によれば、本町の人口は、昨年10月1日現在で前年と比べ121人、1.73%の減少となりました。これは、県内市町村の増減率の平均であるマイナス0.61%を大幅に上回る減少率です。この問題は、本町にとって極めて深刻な問題ですが、一方で特効薬のない難しい問題でもあります。

 また、近年、大きな自然災害が日本各地を襲っています。一昨年は大型の台風が本町にも大きな被害をもたらしました。これまでも防災・減災に向けた取り組みを進めてきましたが、いつ起こるか分からない災害への備えは、今後も継続して取り組んでいかなければならない課題です。

 このような状況の中、「高取町まち・ひと・しごと創生総合戦略」で掲げた4つの基本目標、

「安心して子育てができるまち 高取」

「心豊かに、人が支え合い暮らせるまち 高取」

「訪れたくなるまち、住みたくなるまち 高取」

「産業振興により活力あるまち 高取」、

これらを柱として、さまざまな施策に取り組むことが重要だと考えています。

 具体的には、県との間で締結したまちづくりに関する包括協定を受け、「土佐街道周辺及び高取城跡周辺地区」と「与楽古墳群周辺地区」では、具体的な施策を実行に移すための「基本計画」の策定に向け、県と協議を重ねています。

 「健幸の森周辺地区」は、最先端の重粒子線治療施設を整備・運営する事業者の募集に向け、準備を進めているところです。

 産業振興の分野では、町内への工場誘致に向けて、都市計画法上の手続きを進めるとともに、進出予定企業との協議を本格化させています。

 このように、総合戦略の基本目標を柱に新年度の予算編成を行ったところですが、一般会計予算案は33億2,500万円で、30年度当初予算と比べ1億円(2.92%)の減額となりました。

 減額となった主な要因は、普通建設事業費の減額です。普通建設事業費では、道路改修や橋梁の長寿命化対策、町営住宅修繕事業、与楽古墳群整備事業といった重要な事業を計上する一方、国営大和紀伊平野土地改良事業の終了などから、総額として減少となっています。

 新年度に実施する事業は、これまで同様、国庫支出金、県支出金のほか、地方交付税措置のある有利な地方債を活用するなど、極力一般財源の負担軽減を図るよう工夫しています。

 まず、主な歳入です。

 税収は約6億4,200万円を計上し、平成30年度と比べ約300万円(0.52%)の増額となっています。これは、固定資産税やたばこ税、環境性能割の新設に伴う軽自動車税の増収を見込んだものです。

  地方交付税は、交平成30年度と同額の14億5,000万円を計上しています。

 国庫支出金、県支出金及び町債は、対象となる普通建設事業費の増額に伴いそれぞれ増額となっています。

 なお、財源調達の工夫をしてもなお生じることとなる歳入の不足分は、2億1,100万円の財政調整基金を充てています。

  次に、主な歳出です。

 総務関係では、平成30年度から実施している地籍調査を今年度も継続して実施します。これは、一定の広い範囲で土地の境界確定を行うもので、町有財産の適切な管理はもとより、町民の皆さんの財産管理にも資するもので、長期的な計画で継続したいと考えています。

 民生労働関係では、平成30年度に個人負担を無料化した集団がん検診の実施回数を増やします。がんは早期発見により治癒率が高まる病気ですので、検診の受診を促し、健康長寿のまちづくりを進めます。

 衛生関係では、昨年末で南和広域衛生組合を脱退し、橿原市でのごみ処理に切り替えたことなどにより、塵芥処理費が大幅に減額となりました。

 農林商工関係では、ため池の氾濫解析業務委託費を計上し、町民の皆さんの生命・財産を守るため、防災・減災への取り組みを進めます。

 また、10月に予定されている消費税率の10%への引き上げに伴い、プレミアム付き商品券の発行を通じて、子育て世帯などの負担軽減を図ります。

 土木関係では、道路橋梁や住宅など、施設の老朽化が進んでいることから、長寿命化に向けた改修を計画的に実施します。

 消防防災関係では、今後の災害に備えるため、引き続き災害備蓄用品の整備や自主防災組織に対する補助を行います。

 教育委員会関係では、小中学校への英語指導助手の配置を拡大します。 

 その他の会計では、国民健康保険特別会計は約4,900万円(5.29%)の減額、下水道事業特別会計は約1,500万円(6.39%)の増額、介護保険特別会計は約2,400万円(2.70%)の増額、学校給食特別会計は80万円(2.86%)の減額、後期高齢者医療特別会計は約260万円(2.17%)の減額となっており、5つの特別会計の合計では、約1,300万円(0.60%)の減額となっています。

 また、水道事業会計は、約70万円(0.26%)の増額となっており、一般会計、特別会計、水道事業会計の全ての合計では、約1億1,200万円(1.91%)の減額となっています。

 予算総額は減額となっていますが、本町の財政状況が厳しいことに変わりはありません。予算の執行に当たっては、より一層の経費節減に努めます。

 今年は新しく年号が変わる大きな節目の年です。

 私は年初、今年の言葉として「忖度」を選びました。昨今、忖度という言葉が悪い意味で使われることが多くなっています。しかし、本来忖度とは、他人の気持ちを推し量るという意味であり、相手の気持ちを思いやるという意味の言葉です。

職員全員が忖度する心を大切にし、町民の皆さんの気持ちをしっかりと受け止め、本町の魅力をより高める年にしたいと考えています。

 町政に対する御理解を賜り、全面的な御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げ、私の所信とします。


                高取町長 植村家忠


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電話: 0744(52)3334

ファックス: 0744(52)4063

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